コロナショックによる不動産市場への影響はいまだ不透明 – 不動産査定センター

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コロナショックによる不動産市場への影響はいまだ不透明

新型コロナウィルスの猛威が、止まりません。

3月初旬に世界的大流行=パンデミックが宣言され、24日には安倍首相とIOCの共同声明により、東京オリンピックを1年ほど延期する決定が発表されました。

皆さん、日々、様変わりする情勢にご不安になり、お仕事や日常生活がスムーズに進まずお忙しくもされていることでしょう。

そして、不動産の売却や購入を検討されていた方におかれては、これから不動産価格がどう推移していくのか気になるところなのではないでしょうか?

株価と不動産価格は連動する

(出典:Yahoo!ファイナンス

2月中旬から下がり始めた日経平均。ここ数週間は、乱高下を繰り返しながら暴落しています。

株価の動きは景気に直結するものであり、さらには不動産価格とも切っても切り離せない関係にあります。

(出典:Yahoo!ファイナンス

上記グラフは、過去10年間に期間を広げた日経平均の推移です。

一方、下記は不動産価格を指数化したグラフ。

(出典:国土交通省

2つのグラフの時期が一致しておらず申し訳ないのですが、2013年頃から大きく伸びているところ2016年頃に少し下降してすぐ持ち直しているところなどが、連動していることがわかります。

2013年といえば、東京オリンピック開催が決まった年であり、アベノミクスによる金融緩和政策が始まった年です。2016年の下落はというと、ユーロ圏の銀行の経営不安が主な要因となっていますが、暴落とまではいかず株価・不動産価格ともにその後も上昇しています。

とはいえ、長期的にみれば株価と不動産価格は連動していくものですが、微細な動きまで追従するわけではありません。つまり、この短期間の株価の動きで、不動産価格が暴落するのかしないのかという判断はできず、現状は‟なんともいえない”というのが正直なところです。とくに今回の世界的な株価乱高下に影響しているのは、「ウィルス」という収束も広がりもまったく予想のつかないものでもあります。

ただ1つ言えるのは、今後、不動産価格が大きく動く可能性は高いということ。しかし、影響の出方というのも、立地によって、築年数によって、物件種別によって異なるでしょう。

SARSやリーマンショックのときはどうだった?

過去のウィルス流行や経済危機の時の日本の不動産価格の動きは、どうだったのでしょうか?

SARS(2002年11月)

中国を発祥地としたウィルスといえば、SARSが記憶に新しいという方も多いでしょう。

しかしSARSが流行したのも2002年と、18年も前のこと。当時は、株価についてはジワジワと下降したもののすぐに元の水準に戻り、不動産価格については大きな影響は出ていません。

リーマンショック(2008年9月)

不動産価格に影響が大きかった出来事といえば、リーマンショックです。今のコロナウィルスによる経済危機も「コロナショック」と呼ばれていますが、“ショック”というのは経済の機器や混乱が起こったときにつけられます。

ただコロナウィルスと違うのは、発端となったのはアメリカの投資銀行の破綻。世界的に影響を与えましたが、ここまで物理的に人の流れが遮断されている今の状況とはまた異なります。当時はまさに暴落という形で株価が下がり、不動産価格にも大きく影響を与えました。

リーマンショックによる経済状態が満足に回復しないままに、2011年の東日本大震災を迎え、先述した2013年の東京オリンピック開催決定や大規模金融緩和政策などにより、コロナショック前までの好景気につながった…というのが近年の流れです。

まとめ

コロナショックによる日本の不動産市場への影響は、いまだ不透明です。しかしだからこそ、ご所有の不動産の価値の推移を知り、購入エリアの相場動向を知ることが大事だといえます。

直接、お宅にお邪魔することなく、机上査定をさせていただくことも可能です。

「売り時がわからない…」「買い替えしたいのだけど、もう少し待った方がいいのだろうか?」このようなことも、どうぞご相談ください。こんなときこそ、専門家である我々を頼っていただきたいと思っております!

 

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